H15市合同防災訓練


11/22(土)9時から訓練開始です。
ところが炊き出し担当が当たってますので全体の時間とは関係なく8時から訓練?(豚汁作り)開始しました。(はよせんと間に合わないということやと思います)
材料は予め切って袋に詰めて用意してありました。
調味料もしかりです。
鍋は四つです(担当の各町に一つ)先ずは1000人分の量?を四つに分ける作業です。
これが後にビックリしてしまう原因に・・・・
分けた材料を各々の町が担当の鍋の所に運びます。
水はポリタンクに入っているものを運んできます。
豚汁ですんで豚を炒めて・・・・と言う段取りでしょうが、ガス屋さんが忙しいのか、プロパンとコンロが来ませんねん。
寒い中、なんもすることなくなってもてブツブツ文句言ってたら、かなりの遅刻で到着しました。
ドラム缶を切った物にコンロをセットしてプロパンにつなぎます。
一鍋一つかと思っていたら二つの鍋でプロパン一つですねん。
ホースの長さの関係で移動ですわ。
まだ鍋には何も入れていないので良かったんですけど、何か段取りが悪いですわ。

やっと準備完了?お湯を沸かそうとポリタンから鍋に水を入れたんですが、アララ?肉を炒めるの忘れた!
でも誰かの「まあエエやんか」の一言でそのままやることになりました。
お鍋は直径54cm?ポリタンまるまる一つ入れてもまあまあかな?と言う深さ・・・・
いよいよ点火!でもホースに残っている空気のせいかなかなかつきませんねん。
ライターに頑張って貰って?何とか点火です。

お鍋が大きいのでそうすぐには沸騰してこないんです「もう具を入れよか」と言うことになり計算出来ているんだと思い、用意されているものを次々入れていったら、鍋があふれそうになってきました。
ちなみに入れた材料は大根・にんじん・タマネギ・ゴボウ・小芋・こんにゃくなどでした。
「ちょっとま様子見て野菜が煮えてきたら、かさが減るやろ」

ヘリで救出作戦?

ところがなかなか沸騰して来ませんねん。
時間に間に合うんかな?と心配していたら「ゆっくりでいいですよぉ〜時間ありますから」
何?それやったら焦ることないですわ、 寒いので鍋の周りにかたまって雑談したり他の訓練見たりしてました。

そうこうしているウチにやっと沸いてきました。
かさは少し減っただけ・・・・でも残りの豚肉・白菜入れて蓋をしました。
次に沸いてくるまでまたすることが無くなりました・・・・
この間に味噌でも溶きましょか?と言うことになったんですが、でも量はどれくらい?
これがなかなか想像がつきませんねん。
用意してある物は味噌1.8kg入りが4袋&醤油1本です。
普段家で作っている方でも難しそうですねぇ〜。

何か書いてないかと味噌の袋を眺めていましたら、一人前18gの表記を発見です。
単純に水の量で計算したら一袋で良いはずなんですが、どうなんでしょう?
相談の結果、先ずは一袋を用意してあった小鍋に入れて溶くことにしました。
感覚が麻痺してます・・・・・一袋小鍋に入れたら満杯ですねん・・・・・・・
それでも挫けず汁を大鍋から移して溶かしました。

まだかなぁ〜?

沸き上がってきた所に先ずは小鍋一杯目を入れて混ぜました。
味見の結果は?「薄いわぁ〜」でした。
続いて今度は半分だけ溶かして・・・「どう?」「まだ薄い!」
二袋すべて入れて・・・「どう?」「まだ薄い!」という人と「ええ感じ!」という人に分かれました。
実は、良く混ざってないんですわ。
グルグル混ぜて再度「どう?」「ええ感じ!」「美味い!」ということで味付けは終了しました。

後は具が完全に煮えるまでじっと我慢の子ですわ。

 

{画像提供はユ〇コチャンです、おおきにm(__)m}


 

私たちが当たっている炊き出し訓練は、豚汁が出来たらほとんどおしまいです。
そんなことですから、具が煮えるまで資料を見ながら概要を・・・・・・・・・。
私の気が付いた範囲ですので抜けてる事やら間違っていることも多々あると思います。
その辺はご容赦願います。

先ず参加団体です。

自治会、市、市消防本部、市民病院、県警機動隊?警察署、陸上自衛隊、消防団、区長協議会連合会、自主防災組織、老人会連合会、市連合婦人会、兵庫県消防防災航空隊、大阪ガス、NTT、関西電力、生活物資協定事業所(コープ・ジャスコ・サティー)等々です。

訓練の想定です。

8:50AM、山崎断層?を震源とする大規模の地震が発生。
本市でも家屋の倒壊をはじめ土砂くずれ・ため池の決壊等の被害、及び市内各所で火災が発生し負傷者がでている。
住民は避難を余儀なくされるとともに人命救護、水防、消火活動の必要性が生じます。水道・電気・電話等のライフラインについても部分的に損壊し、現在応急復旧中。交通機関等の機能も一部マヒ状態に陥った。

  という感じです。

訓練の実施項目も結構あります。

  種類? 担当?
避難訓練 自治会
交通規制訓練 警察署・市
避難所開設訓練
災害対策本部設置訓練 市・消防本部
災害広報訓練
情報収集・伝達訓練 市・消防本部・県消防防災航空隊(ヘリ)その他?
炊き出し訓練 自治会・市・陸上自衛隊
非常食料搬送訓練 市・警察署・自治会
初期消火訓練 自治会・消防本部
10 救護所開設訓練 市・市民病院・消防本部・自治会
11 救出救護訓練 消防本部・陸上自衛隊 
12 救援物資搬送訓練  コープ・ジャスコ・サティー生活物資協定事業所
警察署・市・自治会
13 飲料水給水訓練 市(水道部?)・自治会
14 電力供給訓練? 関西電力?
15 ガス管復旧訓練? 大阪ガス
16 緊急公衆電話設置訓練? NTT
17 一斉放水 消防本部・消防団

自治会で役割がそれぞれ振られています。
内容はごらんの通りです。
避難訓練約500人の内訳
 非常食料搬送訓練     約20人
 初期消火訓練        バケツリレー約300人 消化器約36人
 救護所開設訓練       約10人
 資機材活用訓練       約62人
 救援物資搬送訓練     約20人
 飲料水給水訓練       約20人
 訓練補助等          約49人(各区長さんですので49町参加という事でしょうね)

炊き出し訓練約100人
 豚汁の炊き出し       大鍋4(1000人分)約32人
 ご飯の炊き出し       米120kg(1000人分)約68人(県警機動隊が炊飯)
                  内訳*おにぎりを作る約25人
                     *おにぎりをパックに詰める約25人
                     *数の確認、洗い物約18人

訓練参加者の総数が約780人で自治会からの参加者は約600人。
訓練形式ですからトップからの指示命令系統があって末端はそれに従う感じです。
ですから全体の把握はトップの方々だけでしょうね?
私たちは担当作業をこなしていくだけになります。(豚汁作り)
実際災害時は何処で誰が何してるか分かりませんのでトップが頼りですね。


防災訓練は想定により9:00に開始されました。
パトカーがサイレンを鳴らし状況を知らせにきます。
続いて避難訓練に当たっている自治会は集合場所から並んで会場に入ってきます。
一応自宅から避難所までという想定です。
この間に交通規制訓練、避難所開設訓練、災害対策本部設置訓練などが同時に進行していたようです。
避難訓練を終えた自治会は次の訓練に備えて?会場のテント内で休憩。
災害広報訓練は市の車を使用して、やはりパトカーと同じように状況をスピーカから流してました。
本部があって終了すると報告してましたわ。
消防の操法訓練のような感じです。
(消防の操作方法訓練といっても知らない方がほとんどなのでしょうか?田舎の方では消防団がありまして毎年操法の大会があるんで馴染みがあるんですが・・・・)

その後情報収集・伝達訓練が行われていたようです。
避難した方の確認などもやっていたのかな?
これは無線クラブなどの団体対が協力していたようです。
上のヘリコプターもその時出動していたような気がします、屋上に隊員を降ろして飛んでいってしまいましたんで、何してるのかよくわからなかったんです。
私の隣の方が「アカン気になって寝られへんなりそうや!」と仰ってました。
その後、また飛んできて救助作業をしてましたんで納得されたようでした。
救助される人も怖いでしょうねぇ〜、何もないところでロープ一本が頼りですから・・・・・

非常食料搬送訓練はトラックが到着して、乾パン?を所定の位置に運ぶだけみたいです。

続いて初期消火訓練、オイルパンがずらっと並んでいて燃えてます。
消防本部の指導により、消火器で消火してました。
バケツリレーもありまして、数列に並び水槽から目的のドラム缶までリレーです。
『消火』の旗が完全に浮き上がったら消火終了らしいです。 

この小屋が燃えると思ってたんですが、残念ながら?違う目的に使われました。
救出救護訓練ですねん。
消防本部・陸上自衛隊が別々にやってました。
それらしく、消防車と救急車のサイレンを鳴らしながら会場に入ってきます。

小屋を見ていただくとわかるように沢山穴があいてますでしょ。
チェーンソウで壁?を切り抜いて中にいる人形を救出します。
これは見ててなかなか迫力があります。

小屋から搬出後応急手当、救護所に運搬という感じでした。

救援物資搬送訓練はパトカーや市の車の先導で事業所の車が入ってきます。
荷物をトラックから所定の位置に運んで終了ですわ。

飲料水給水訓練、断水の想定で水道部のタンクを積んだ車が入ってきまして、ポリタンクを持った自治会の方々が並んでホースから飲み水を入れてもらって持って帰ります。
テレビや現場でよく見た光景ですね。

電力供給訓練?関西電力が持っている高圧発電機車を使い病院に電力供給をしてました。
一台でふつうの家350軒分くらいの電力供給ができるらしいです。

ガス管復旧訓練?ガス導管の応急復旧とガス管の仮設配管の設置などをやってました。
なんとか法?で短時間に損傷箇所を繋ぎ変えてました。早いです!

緊急公衆電話設置訓練?緊急用の専用車両があるようで、仮設の公衆電話が即出来上がります。何台くらいあるのかは知りませんが・・・・・

最後に消防本部・消防団による一斉放水です。
これが風向きで悲惨な目に遭うんですわ、当日も寒いのに霧雨状態でした。
はよ終わってくれへんかなぁ〜〜と・・・・・・・

一応すべての訓練が終わる頃に豚汁が出来上がりました。
訓練を終えた方々が並びだしますんで、忙しくなります。
こういうときは仕切る方が出てくるもんで、大きな声が聞こえます。
皆さん大人、その方の気に入るように動いていらっしゃるようでした。
担当の鍋が空になるまでがんばってお給仕しますねん。
具が多いのや汁ばっかりのやバラバラですわ、鍋が大きいだけになかなか減りませんねん。
最後は気の毒に汁のみとなってしまい次の鍋にバトンタッチです。

皆さんに行き渡ったところで最後の最後に私たちも頂けるんです。
お隣でやられていたご飯の炊き出し(おにぎり二つ)と豚汁で朝ご飯?昼ご飯?

やっぱり自分たちの豚汁が一番おいしいです。
中身がなくなってしまったので隣のを頂いたんでわかりました・・・・・

こうして私たちの訓練も終了です。
後は乾パンやウーロン茶、トイレットぺーをお土産に頂いて帰るだけ!

ところが、うちのボスは・・・・・・・・・
うちの町だけ手ぶらで帰りました・・・・・・・・・

どっと疲れた。